車いすフェンシング加納慎太郎 体育館に立ちこちらを見つめる

競技に対する愛情や
情熱を注ぎ切る。
それが目標であり、
やるべきこと。

加納 慎太郎
Shintaro Kano

車いすフェンシング

1985年3月2日、福岡県福岡市生まれ。2013年に車いすフェンシングをはじめ、2016年入社。SR推進統括本部 スポーツ事業推進室在籍。「車いすフェンシングってかっこいいな、面白いなって思わせることができるようなプレーや発言ができる選手でありたいと思っています」

人間としての魅力を探求していく。
結果はその中の1つでしかない。
中腰で両手を膝につき、腰を伸ばすストレッチをする加納

父親が理想の男性像なんです。
強くて、優しくて、非の打ち所がない。
自分にとっては完璧な人間で、
それを超えたいなって思うし、
超えられないかなとも思う。
そんな父親の影響でずっと剣道をやっていたのですが、
車いすフェンシングに移行してからも、
剣で語り合う、剣で交流する感覚があるんです。
“無名だけど実は金メダリスト” “メダリストじゃないけど有名な選手”
世界に出ていくとこういう選手がいますが、
僕は、どちらも違うんじゃないかと思っています。
その競技を見たい、応援したい、という人間性も含めて競技者なので、
金メダルで得た発言力が世の中へ及ぼす影響まで考えることができて、
はじめて応援してもらえるような選手になるんじゃないかと。
競技者である前に、まず社会人として自分の人間力を磨き、
成長していきたいという気持ちはすごくありますね。

マスクを被り練習相手と剣を交える加納
試合で戦うアスリートと
オフィスで働く社員のあいだに、
隔たりなんて要らない。
ファイテイング練習で間合いを確認する加納

仕事をする以上は与えられた業務をこなすだけじゃなく、
自分の目標があって、チームの目標があって、
そこに近づいていくためにみんなで努力していますよね。
僕もその一部だと思っています。アスリートもヤフーの一部。
何の隔たりも要らないでしょう? って。
だから僕は同じ職場の人たちが頑張っている姿を見て応援されるときもあるし、
逆に、僕が競技をしている姿で業務やモチベーションに貢献したい。
こうした環境に身を置かせてもらっていることは
みなさんにすごくありがたいと思いますし、しあわせなことだと感じています。
だからこれからは世界のトップクラスに食い込んで、
肩を並べて渡り合っていかないといけない。
努力というよりも競技への愛情とか情熱を出し切ることが、
僕がいまやるべきことだと思っています。

いったんマスクを外し、剣のしなりを確認する加納

主な戦績

2016年4月 車いすフェンシングアジア選手権大会 男子団体フルーレ銅メダル獲得
2017年10月 車いすフェンシング日本選手権大会 男子エペ優勝、男子サーブル優勝
2018年5月 車いすフェンシング・ワールドカップ カナダ大会 男子フルーレ、サーブル2位
2018年10月 インドネシア2018アジアパラ競技大会 男子団体フルーレ、男子団体サーブルで銅メダル獲得

直近のスケジュール

2019年9月 車いすフェンシング・世界選手権 韓国大会(韓国)
2019年11月 車いすフェンシング・ワールドカップ オランダ大会(オランダ・ロッテルダム)