車いすマラソン武村浩生 車いすレーサーに乗り、陸上競技場のトラックからこちらを見つめる

気がついたら、あの時の
スーパーマンになっていた。
そんな未来が僕を
待っていると信じて。

武村 浩生
Koki Takemura

車いす陸上(マラソン)

1988年1月23日、福岡県飯塚市生まれ。2014年から競技を始め、2016年入社。ピープル・デベロップメント統括本部 福岡PD室在籍。「すぐにトップには上がらないかもしれませんが、知識と工夫で毎回ベストを出すような選手になります。応援してください」

競技を続けるというのは、
壁を超え続けること。
前傾して車いすレーサーを漕ぐ武村

自分なりに持っていたプライドは、
世界トップの選手にズタズタにされました。
5,000メートルのトラック種目は13周するんですけど、
2周も差をつけられましたからね。
3年前のあの悔しさはずっと忘れられません。
僕は体も大きくないし、競技経験も浅い。スタミナ以外に秀でたものがない。
人より練習して、どうすれば勝てるのか? を考え抜いて
ベストを狙い続けるしかないんです。そういうのは全然平気なんです。
競技を続けていれば壁がないときなんてありませんから。
ベストの記録を出した瞬間に新しい目標タイム、
つまり、次に越えるべき壁が見えてくるようなイメージですよね。
コンマ何秒ずつでも、年数がかかっても、いいんです。
壁を超え続けることでやっとここまで来ることができた、と思えれば。
僕にはそれしかないですから。

前を見つめ車いすレーサーを漕ぐ武村
競技も、仕事も、レベルの高い人のそばに
身を置くしあわせ。
後方に伸ばした腕を肩越しに見て、漕ぎ方を確認する武村

車いす陸上をはじめるきっかけのひとつが、
日本のトップをいく洞ノ上さん、
渡辺さん(*渡辺勝選手/凸版印刷所属)との出会いです。
近くの土手で車いすをこいでいた僕を追い抜いていったのが、
厚い胸板に広い背中、丸太みたいな腕で
レーサー(競技用車いす)を操る彼らでした。
あの時の僕からすれば、彼らはまるでスーパーマンでしたね。
その洞ノ上さんと同じヤフーで競技を続けることができているんですから、
僕はすごく恵まれた環境にいるなって思っています。
だからこそ、もっと、支えてくれている人たちに報いたい。
僕こんなに頑張りましたよ! みなさんのおかげです! って、
少しでも職場の空気が盛り上げていければ。
そしていつか振り返った時に、
あ、あの時のスーパーマンみたいだなって思えたら最高です。
いや、なりますよ。
そのために必要な努力を想像すると、ゾッとしますけどね。

周回路を横切って漕いで行く武村

主な戦績

2018年11月 大分国際車いすマラソン ハーフの部7位
2019年3月 東京マラソン2019 車いすの部14位
2019年6月 第30回日本パラ陸上競技選手権大会 800m2位

直近のスケジュール

2019年8月 はまなす車いすマラソン大会(北海道札幌市)
2019年11月 JTBCソウルマラソン(韓国・ソウル)
2019年11月 大分国際車いすマラソン大会(大分県大分市)